研究課題/領域番号 |
21710114
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ナノ材料・ナノバイオサイエンス
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
渡邊 宏臣 九州大学, 先導物質科学研究所, 特任准教授 (30373385)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ナノ材料 / ナノ薄膜 / ナノステッカー / 機能性薄膜 / 分離・輸送 / 分離・輸送膜 |
研究概要 |
ナノの厚みの自己支持性ナノ薄膜(巨大ナノ薄膜)について、分離・輸送材料としての検討を行った。初めに、機械的強度の優れたエポキシ-シリカの複合材料から巨大ナノ薄膜を作製し、そのガス透過性の検討を行った。しかしながら膜の緻密さ不足の問題により、各種の気体透過性に大きな違いが見られず、同様な透過係数の値を示した。さらに、緻密性に優れたシリコン系高分子やポリ塩化ビニリデンの薄膜化も検討したが、機械強度不足などにより大面積での自己支持性の発現には至らなかった。次に、巨大ナノ薄膜を多孔質基板などへの貼り付けを試みた。その結果、それらの表面特性を巨大ナノ薄膜のそれへと変化できることが確認された。加えて、その他の特性、例えば機械的強度は基板が支配的であったことから、本手法により分離・透過に大きく寄与する表面状態のみを変化させることが可能であることが実証され、スキン層としての利用が期待される。
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