研究課題
若手研究(B)
本研究では,徳島県三好市馬路地区徳島道沿い斜面において,空中電磁法により得られた比抵抗データを用いて分化型地すべりによる斜面の緩みの程度を推定する手法を検討した。視野を考慮して地形の起伏を評価する凹凸度の考え方を比抵抗分布に適用し,比抵抗分布パターンを定量化することを試みた。その結果,頭部斜面に近い谷壁斜面で比抵抗値の凹凸度変換点が見られる斜面が多数見られ,風化土層厚の変化点と対応していると考えられる。