研究課題/領域番号 |
21720002
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
横地 徳広 (横地 徳廣) 弘前大学, 人文学部, 講師 (00455768)
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連携研究者 |
吉川 孝 高知県立大学, 文化学部, 准教授 (20453219)
池田 喬 明治大学, 文学部, 専任講師 (70588839)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 時間 / 論理 / 超越 / 世界 / ハイデガー / レヴィナス / 九鬼周造 / 倫理 / 顔 / いき / 偶然性 / 共同存在 / マルティン・ハイデガー / 他者 / レーヴィット |
研究概要 |
本研究では、ハイデガー哲学とレヴィナス倫理学を互いに照らし合わせながら、両者を二つの中心として〈時間のエティカ〉を楕円上に描き出し、その内実を明らかにした。しかし、この〈時間のエティカ〉には空白が残っており、これを埋めるべく、本研究では、ハイデガー哲学の批判的継承者である九鬼周造によって展開された「いき」の倫理学が呼び出される。この倫理学は、九鬼がその現象学的解釈学を介してものした三つの主著『「いき」の構造』、『偶然性の問題』、『人間と実存』のあいだに見出されるトリニティーとして、時間、世界、超越の観点から特徴づけられた。以上のような、時間的二者関係に対する倫理学的考察をふまえ、本研究では、社会的三者関係に対する政治哲学への展開も準備している。
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