研究課題/領域番号 |
21720009
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
柿木 伸之 広島市立大学, 国際学部, 准教授 (60347614)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 哲学 / 美学 / 思想史 / 記憶論 / 文学論 |
研究概要 |
言語活動そのものを他の言語への応答ないしその翻訳と捉えるヴァルター・ベンヤミンの歴史哲学と、非随意的な想起にもとづいて、現在支配的な歴史が抑圧してきた記憶を救い出す、もう一つの歴史の可能性を論じる彼の歴史哲学とを接続させる理論的な考察をつうじて、期せずして出会った一つひとつの出来事を名づけ、またそれを生きた他者の名を呼ぶことにもとづいて語り出される言葉が、従来の歴史では「表象不可能」とされる出来事をも想起する媒体としての像として捉えられうることを明らかにするとともに、この像が生成する現場を、文学作品をはじめとする芸術的表現のうちに見届けうることを指摘する。
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