日中の商人における「義・利」「公・私」観念

• 研究課題/領域番号: 21720030
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 思想史
• 研究機関: 横浜国立大学
• 研究代表者: 于 臣 横浜国立大学, 都市イノベーション研究院, 准教授 (70433373)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 東洋・日本思想史 / 比較思想史 / 国家観念 / 経営ナショナリズム / 官商 / 政商 / 私利 / 公の利 / 宗族意識 / 独自性 / 日中両国 / 官 / 商 / 博覧会 / 実業団 / 交流 / 同文同種 / 商人 / 義 / 利 / 公 / 私 / 商会 / 行会

研究概要

本研究は、日中両国における商人の「義・利」「公・私」の比較研究によって、伝統商人の倫理観を解明することができた。そのなかで、文献調査および分析によって、伝統思想における両国の国家観念の相違を明らかにし、商人および商人団体が社会、国家といかなる関係を持っていたかを解明し、両国商人の対外認識と相互理解の特徴を垣間見ることができた。これによって現今の商業倫理問題の解決に「商」のあるべき姿を提示することができる。

研究成果

• [雑誌論文] 近代日中実業界からみる民間外交の-側面-南洋勧業会と近藤渡清実業団を中心に- (2012)
  • 著者名/発表者名: 于臣
  • 雑誌名: 北東アジア研究 巻: 第23号 ページ: 149-166
  • 査読あり
• [雑誌論文] 近代日中実業界からみる民間外交の一側面-南洋勧業会と近藤渡清実業団を中心に (2012)
  • 著者名/発表者名: 于臣
  • 雑誌名: 北東アジア研究 巻: 第23号 ページ: 149-166
  • 査読あり
• [雑誌論文] 梁啓超の国家論に関する-考察-国権、国民論を中心に (2010)
  • 著者名/発表者名: 于臣
  • 雑誌名: 横浜国立大学教育人間科学部紀要II(人文科学) 巻: No.12 ページ: 1-11
• [雑誌論文] 梁啓超の国家論に関する一考察-国権、国民論を中心に (2010)
  • 著者名/発表者名: 于臣
  • 雑誌名: 横浜国立大学教育人間科学部紀要II(人文科学) No.12 ページ: 1-11
  • NAID: 110009586766
• [学会発表] 近藤渡清実業団と南洋勧業会 (2010)
  • 著者名/発表者名: 于臣
  • 学会等名: 経営史学会
  • 発表場所: 札幌大学
  • 年月日: 2010-10-03
• [図書] 公共する人間2石田梅岩公共商道の志を実践した町人教育者 (2011)
  • 著者名/発表者名: 片岡龍・金泰昌
  • 総ページ数: 320
  • 出版者: 東京大学出版会
• [図書] 公共する人間2石田梅岩公共商道の志を実践した町人教育者 (2011)
  • 著者名/発表者名: 片岡龍・金泰昌編
  • 出版者: 東京大学出版会