研究課題
若手研究(B)
中世南都をめぐる仏画制作において、図像が果たした役割や意味について、現存作例から考察を加えた。平安時代後半に集積された白描図像が、経典の規範に縛られない、学侶や発願者の個人的な思想を反映した仏画制作の原動力となった点を明らかにした。図像の変容と再構成については東アジア絵画史にも視野を広げ、元時代に描かれたマニ教絵画の分析を行った。仏教とマニ教という異なる思想を描いた絵画でも、図像や表現に多くの類似点があることを明らかにした。
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大和文華
巻: 121号 ページ: 35-52
大和文華 121
ページ: 35-52