研究課題/領域番号 |
21720097
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 一橋大学 (2011) 琉球大学 (2009-2010) |
研究代表者 |
井上 間従文 一橋大学, 大学院・言語社会研究科, 准教授 (50511630)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | トランスナショナリズム / アメリカ文学 / 映画・映像研究 / 美学理論 / 感性論 / アジア系アメリカ文学 / アメリカン・スタディーズ / 映画研究 / ポストコロニアル / フィルム・スタディーズ / 記憶と証言 / ポストコロニアル研究 / 記憶 |
研究概要 |
本研究の主要な成果は博士学位論文 "Senses of History: Colonial Memories, Works of Art, and Heterogeneous Community in America's Asia-Pacific since1945"(南カリフォルニア大学、2012年5月)にまとめられた。この論文では、これまで表象分析的手法が主であったポストコロニアル研究に、アドルノや J・L・ナンシーといった美学理 論・感性論(エステティクス)の思想家の視座を導入し、制度化された国民主義や民族主義の「図式」を瓦解させ得る、抵抗の「共同性」への見通しを立てた。また、これまで「主流」と して分類されてきたオルソンやギンズバーグ、「アジア系」または「ディアスポラ」とされてき たチャ、トリン、そして日本語表現者である清田政信などを連関させて布置することで、文学・ 映像において戦後太平洋を切り結ぶ関係性に光を当てた。
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