研究課題/領域番号 |
21720170
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語学
|
研究機関 | 専修大学 (2010-2011) 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 (2009) |
研究代表者 |
齋藤 達哉 専修大学, 文学部, 准教授 (90321546)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 表記 / 仮名 / 漢字 / 公共情報媒体 / 公用文 / 広報紙 / 副用語 / 言語政策 |
研究概要 |
本研究は、公共情報媒体としての広報紙における語の表記について、実質的な意味が希薄になりがちな副詞・連体詞・接続詞等を中心にして、表記の実態とともに現代日本語における表記の在り方について調査・研究することを目的としている。 2008年に発行された市区町村の広報紙をサンプリング調査(104種)し、収集した広報紙をデータベース化し、「語彙リスト」「出現頻度表」「語別の表記形一覧」を作成した。このデータによって、広報紙で用いられる副詞等の出現傾向と、その表記の実態(表記の固定の度合い又は、ばらつきの度合い)が分かった。 また、実質的な意味が希薄な語は、一般書籍では、仮名で書かれる傾向があるが、公用文の表記基準では漢字に傾斜していることが表記の揺れを誘発しがちであることを指摘したほか、広報紙の表記については、平仮名表記に傾斜していること、特定の地方で使用頻度が高くなる漢字があること、特定の記事内容に偏って出現する語があることなどを明らかにした。 なお、データの一部を用いて、147語についての「語別の表記形一覧」を示した資料集『広報紙副詞用字用例集』(全342ページ、2012年1月)を作成・公開した。
|