モニタリングを促すための他者への説明活動を取り入れた読解学習プログラムの開発

• 研究課題/領域番号: 21720185
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 日本語教育
• 研究機関: 東京工業大学
• 研究代表者: 佐藤 礼子 東京工業大学, 留学生センター, 客員准教授 (30432298)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円); 2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 読解 / 教授法 / 協働学習 / 自己モニタリング / 日本語教育 / 協同学習 / モニタリング

研究概要

本研究では,上級と中級レベルの日本語学習者を対象に,読解におけるモニタリングの働きを促すため,「他者への説明」を取り入れた読解学習を実践した。文章内容に関する質問作成活動、及び、他の学習者と話し合いながら文章内容を資料としてまとめ、それを発表する「説明活動」を行った。実践の結果,学習者間の説明活動のみでは学習者によって理解度の向上の度合いが異なったが,説明活動に文章構造を意識化するフィードバックを組み合わせることで,より多くの学習者において文章理解度が向上することが示された。

研究成果

• [雑誌論文] 日本語の中級読解授業における説明活動を用いた理解の構造化の試み (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐藤礼子
  • 雑誌名: 日本語教育方法研究会誌 巻: Vol.38, No.1 ページ: 74-75
  • NAID: 110009477913
• [雑誌論文] 日本語学習者の協同的読解活動としての問題作りにおける発話事例の分析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤礼子
  • 雑誌名: 留学生教育 巻: Vol.15 ページ: 55-64
  • NAID: 40020357151
  • 査読あり
• [雑誌論文] 文章の構成と重要な部分を意識化するための読解活動の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤礼子
  • 雑誌名: 日本語教育方法研究会誌 巻: Vol.17, No.1 ページ: 88-89
  • NAID: 110009497344
• [雑誌論文] 文章の構成と重要な部分を意識化するための読解活動の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤礼子
  • 雑誌名: 日本語教育方法研究会誌 17(1) ページ: 88-89
  • NAID: 110009497344
• [学会発表] 日本語の中級読解授業における説明活動を用いた理解の構造化の試み (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐藤礼子
  • 学会等名: 第38回日本語教育方法研究会
  • 発表場所: 国際基督教大学
  • 年月日: 2012-03-10
• [学会発表] The roles of explanation and collaborative learning oncomprehension monitoring (2011)
  • 著者名/発表者名: Reiko Sato
  • 学会等名: 16th World Congress of Applied Linguistics
  • 発表場所: Beijing foreign studiesuniversity, Beijing, China
  • 年月日: 2011-08-24
• [学会発表] The roles of explanation and collaborative learning on comprehension monitoring (2011)
  • 著者名/発表者名: Reiko Sato
  • 学会等名: 16th World Congress of Applied Linguistics
  • 発表場所: Beijing, China
  • 年月日: 2011-08-24
• [学会発表] 文章の構成と重要な部分を意識化するための読解活動の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤礼子
  • 学会等名: 第34回日本語教育方法研究会
  • 発表場所: 東京農工大学
  • 年月日: 2010-03-27
• [図書] 理論と実践の新たな展開へ,北大路書房 (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐藤礼子
  • 出版者: 日本語教育における自己調整学習,自己調整学習