研究課題/領域番号 |
21730002
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
桑原 朝子 北海道大学, 大学院・法学研究科, 准教授 (10292814)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 民事裁判 / 近世前期 / 社会構造 / 町 / 裁判小説 / 町触 / 上方 / 連句 / 談林派 / 京都 / 井原西鶴 / 『棠陰比事』 / 町人 / 近松門左衛門 |
研究概要 |
本研究は、近世前期(17世紀~18世紀前期)に中国のテクストの翻訳・翻案を通じて出現した一連の裁判小説の中に、中国の種本にも前後の時代の日本の文芸にも見られない民事裁判への強い関心が現れることの理由を、これらを生み出した当時の上方都市の社会構造の中に探ることを試みた。その結果、町人の地縁的・自治的共同体である「町」が民事裁判と深く結び付いており、この両者を支える意識の形成に付合の文芸である連句が関わっているのではないか、という見通しを得た。
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