研究課題/領域番号 |
21730034
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公法学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
楠 茂樹 上智大学, 法学部, 准教授 (70324598)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 政府調達 / 公共工事 / 会計法 / 入札改革 / 競争 / 地方自治法 / 公共調達 / 独占禁止法 / 競争政策 / 入札 |
研究概要 |
1概要 指名競争入札や随意契約を原則廃止し、一般競争入札を徹底する公共調達の実務において、生じうる弊害、それらへの対応について考察した。具体的には、入札参加資格設定、低入札価格への対応(低入札価格調査、最低制限価格)、総合評価落札方式、(工事の場合)契約履行過程の監理、検査のあり方等について、さまざまな発注者の現状を踏まえつつ、その問題性を明らかにし、実務的対応のあり方(その前提としての法解釈)、あるいは制度設計(会計法令についての立法論)について研究を展開した。併せて、公共契約過程のモニタリングの必要性(入札監視委員会のあり方、調達庁構想等)、発注者側のリーガル・リスクへの対応についても示唆を行った。 2実績 具体的な成果は以下のとおりである。 (1)実務 各発注機関の実務研修等で研究内容を踏まえた講演を行うとともに、以下の各機関における報告(書)、提言に研究の成果を反映させた。 ・千葉市「入札制度検証委員会」報告書(2010.8)※副委員長として参加 ・行政刷新会議・公共サービス改革分科会ヒアリング(2010.11) ・奈良市「入札制度等改革検討委員会」における提言(2011.3)※委員長として参加 (2)公表 研究期間内に上記テーマにかかわる論考、解説等を、複数の学術誌、商業誌、新聞等に寄稿、公刊した。なお、現在、「公共調達制度の現代的課題:行政刷新会議の「公共サービス改革プログラム」を素材に」と題する論文を作成中で、2011年度前半に公刊される予定である(「上智法学」誌)
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