研究課題
若手研究(B)
熊本市の慈恵病院で試行されている「赤ちゃんポスト」について、その法制化の要否を明らかにすることを目的に、本研究は、各国の制度を比較法的に調査し、第一に、各国で賛成・反対のいずれかが決定的な流れとして確立しているわけでなく、我が国において法制化するか否かは政策的に等しく可能な選択肢であること、第二に、子捨て助長か、子殺し防止かという検証不能なスローガンより、子殺し防止の他の政策手段との比較や、子捨て容認のメリット・デメリットの検証を踏まえて政策的に判断すべきであることを指摘した。
すべて 2008
すべて 雑誌論文 (1件)
早法 83巻3号
ページ: 65-108