研究概要 |
本研究では首都圏在住の主婦を対象とした質問紙調査とインタビュー調査から,輸入野菜に比べて割高な国産野菜を購入する消費者像を分析した.その結果,野菜の品質を重視し,安全性に関心が高い人ほど国産志向が強く,調理における簡便性を重視する人ほど国産志向が弱いことがわかった.また,価格を重視するかしないかは国産志向に直接影響はないものの,若年・中年層において購入時に価格が強く気にされていることがわかった.また品目それぞれの野菜について国産受容価格回答してもらった結果と購買データから平均受容価格を算出し,その価格までなら購入する人を受容者とし,価格と受容者の割合の関係を年代や子供の有無,世帯人数別に比較しその違いを明らかにした.
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