移転価格税制における2国間事前確認制度(BAPA)の研究

• 研究課題/領域番号: 21730385
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 会計学
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 村上 裕太郎 慶應義塾大学, 大学院・経営管理研究科, 准教授 (30434591)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 税務会計 / 移転価格 / ゲーム理論

研究概要

本研究では、これまでの研究で外生的に取り扱われてきた2国間事前確認制度(BAPA)における移転価格の決定メカニズムを考察することにより、「BAPAによって決定される移転価格はどのような水準に決定され、どのような性質をもつか」について、明らかにした。この研究成果は、税実務において、多国籍企業がBAPA を申請するかどうかの1つの判断基準を与えることができるという点において、非常に重要な意義を持つと思われる。

研究成果

• [学会発表] Conformity or Decoupling : A Comparative Analysis on Different Tax Regimes (2011)
  • 著者名/発表者名: 村上裕太郎
  • 学会等名: 2nd INTERNATIONAL CONFERENCE on BUSINESS and ECONOMIC RESEARCH
  • 発表場所: Langkawi、Malaysia
  • 年月日: 2011-03-15
• [学会発表] Conformity or Decoupling : A Comparative Analysis on Different Tax Regimes (2011)
  • 著者名/発表者名: Yutaro Murakami
  • 学会等名: 2nd INTERNATIONAL CONFERENCE on BUSINESS and ECONOMIC RESEARCH
  • 発表場所: Langkawi, Malaysia
  • 年月日: 2011-03-15
• [学会発表] 会計利益と課税所得の一致の程度と価値関連性に関する比較ゲーム分析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 村上裕太郎
  • 学会等名: 日本会計研究学会第69回大会
  • 発表場所: 東洋大学
  • 年月日: 2010-09-08
• [学会発表] Negotiation in Bilateral Advanced Pricing Agreements (BAPAs) (2010)
  • 著者名/発表者名: 村上裕太郎
  • 学会等名: American Accounting Association, 2010 Annual Meeting
  • 発表場所: San Francisco
  • 年月日: 2010-08-03
• [図書] 分析的会計研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 太田康広編著
  • 出版者: 中央経済社
• [図書] 移転価格税制における二国間事前確認制度(BAPA)のモデル分析(『分析的会計研究』第9章) (2010)
  • 著者名/発表者名: 村上裕太郎
  • 総ページ数: 280
  • 出版者: 中央経済社