研究概要 |
本研究は,ワーキングメモリ過程の起源について明らかにするため,爬虫類(リクガメ),両生類(アカハライモリ),硬骨魚類(キンギョ)に放射状迷路課題を共通して実施すること,および比較基準としてのラットにおける検討を進めることを目的とした。その結果,リクガメにおける放射状迷路の自由課題,および強制-自由選択法の学習,キンギョにおける放射状迷路遂行を確認した。アカハライモリについては,安定した報酬訓練を実現した。ラットでは,放射状迷路を用いた指示忘却現象を確認することに成功した。これらの知見は,爬虫類,両生類,硬骨魚類におけるワーキングメモリ研究を可能にするものである。
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