研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、大質量星形成初期段階にある天体(赤外暗黒雲)の化学組成を明らかにし、それをもとに大質量星の形成過程を理解することである。我々は、野辺山45m望遠鏡、ASTE望遠鏡に搭載されたミリ波サブミリ波帯受信機を用いたサーベイ観測によって、大質量星形成初期天体の化学進化の様子を初めて明らかにした。このサーベイ観測の結果、大質量星形成のごく初期にある天体では、SiOやCH_3OHの存在量が増加しており、原始星からのoutflowと周囲の高密度ガスとの相互作用が激しく起きていることなどがわかった。本研究によって得られたデータは今後の高分解能観測のためにも非常に重要なデータとなる。
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2011年日本天文学会春期年会予稿集 1
2011年日本天文学会春季年会予稿集
巻: 1
the Astrophysical Journal 714
ページ: 1658-1671
The Astrophysical Journal (印刷中)