研究課題/領域番号 |
21740261
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
東中 隆二 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 助教 (30435672)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 幾何学的フラストレーション / パイロクロア酸化物 / スピンアイス / カゴ状構造 / 重い電子状態 / 四極子近藤効果 |
研究概要 |
パイロクロア酸化物Tb_2Ti_2O_7は、極低温まで長距離秩序を示さず、詳細な基底状態はまだ理解されていない。最近、この基底状態は、古典的なスピンアイス配置が量子力学的に混成した、量子スピンアイス状態であるという理論的な提案がなされた。我々は[100],[110],[111]方向の極低温磁化、比熱測定よりスピンアイス同様の異方性の存在を観測し、幾何学的フラストレーションを示唆する磁気プラトーの存在を確認した。また、未解明の比熱異常が量子スピンアイス状態への相転移である可能性を示唆する実験結果を得た。
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