研究課題
若手研究(B)
重い電子系超伝導体NpPd_5Al_2においてA^^<27> l NMRの核スピン格子緩和時間1/T^^<27>_1の測定を0.7-11Tの磁場下で行った。1/T^^<27>_1は3T以下の磁場において強い磁場依存性を示し、この振る舞いはN^^<237> p-A^^<-27> l間の交差緩和を起源とすることがわかった。交差緩和の解析から、N^^<237> pの緩和時間1/^<237>τを5f電子系において初めて見積もることができた。1/^<237>τは6×10^7 s^<-1>程度であり、ほとんど温度依存性を示さないことがわかった。この緩和時間の値はNMRの時間分解能以下であるため、常伝導状態においてはN^^<237> p NMRの直接観測は難しいと考えられる。超伝導状態において1K程度であれば観測は可能であると予想できる。
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