研究課題/領域番号 |
21740295
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 青山学院大学 (2010-2011) 独立行政法人理化学研究所 (2009) |
研究代表者 |
佐藤 正寛 青山学院大学, 理工学部, 助教 (90425570)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 物性基礎論 / 磁性 / 磁気多極子秩序 / ネマティック相 / スピン密度波相 / ラマン散乱 / 厳密解 / フラストレーション / カイラリティと多極子 / 冷却原子系 / 多体系のダイナミクス / 数値解析 / 場の理論 / 可積分系と厳密解 / マルチフェロイクス / スピンカイラリティ / マグノン・スピノン励起 / Form Factor法 / ダイマー秩序 / 冷却原子ガス / 自発的対称性の破れ / エンタングルメントエントロピー |
研究概要 |
研究課題の目標は「多極子秩序のような複数演算子の積で定義される秩序やスピン液体などの検出しにくい多体状態をいかに特徴付けするか」「このような検出しにくい新しい状態がどのような系で実現するか」という問いに解答を与えることであった。研究代表者は、磁性体と冷却原子系を対象として、この問いについて理論研究を遂行した。特に磁気フラストレーションをもつJ1-J2スピン1/2鎖模型についての成果が中心的結果である。この模型に現れるベクトルカイラル秩序、ダイマー秩序などの多様な相構造を明らかにし、また磁場中で実現する磁気多極子液体相を特徴づける現実的実験手段として、核磁気共鳴の緩和率の温度磁場依存性と中性子散乱スペクトルのピーク位置の磁場依存性の測定が有効であることを明らかにした。
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