研究課題/領域番号 |
21740309
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物物理・化学物理
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
古川 亮 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (20508139)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | ガラス / 過冷却液体 / レオロジー / 粘弾性 / ソフトマター / ゲル / 流体力学的相互作用 |
研究概要 |
ガラス形成物質の非線形輸送現象(特にそのレオロジー挙動)について理論的に研究を行った。主な成果は以下のとおりである。(i)分子動力学シミュレーションにより、過冷却液体の異常粘性輸送および粘弾性特性のメソスコピック性を初めて明らかにした。この発見は動的不均一性に伴う相関構造がスローダイナミクスにおいて本質的に重要であることを強く示唆するものである。(ii)アモルファス物質の破壊現象を記述する新しい粘弾性モデルを提案した。このモデルに基づき、破壊に伴う非線形現象が密度揺らぎと変形の動的結合に起因しうることを示した。
|