配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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研究概要 |
大規模分子系の外場摂動に対する応答を扱う理論や,高次機能の発現が期待される開殻系や特殊な励起状態,金属含有系にみられる複雑な電子状態に対する理論の開発を行った.大規模分子系の理論によりパソコン一台でも千原子系の特性計算が可能になった.また複雑な電子状態に対する理論を用いて光・磁気機能性分子の特性計算が可能になった.色素増感太陽電池用色素における禁制帯のスペクトル予測や,グラフェンの磁気特性計算を行った.これらの計算には本課題で開発した複雑な電子状態の理論が不可欠であり,さきに開発した大規模系の高速な計算法と多層的に用いることで,より大規模で複雑な電子状態をもつ機能性分子系の制御につながるものである.
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