研究概要 |
配位部位が大環状および非環状型の8 座蛍光プローブを新規合成し,キャピラリー電気泳動-レーザー励起蛍光検出法(CE-LIF)およびポリアクリルアミドゲル電気泳動法(PAGE)に適用し,種々の遷移金属イオンに対し数十pMの検出限界を得ることに成功した。CE-LIFにおいてはカチオン性ポリマーを添加することで高分離を達成した。この分離原理が新しいものであることが判明し,イオン会合複合体分離モードと命名した。また,金属検出PAGE によって,分離したトランスフェリンおよびセルロプラスミン分画中の鉄および銅イオンを検出することに成功した。
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