研究課題/領域番号 |
21750084
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 独立行政法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
加藤 大 独立行政法人産業技術総合研究所, バイオメディカル研究部門, 研究員 (80533190)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2009年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 電気化学検出 / DNA / SNP / ナノカーボン |
研究概要 |
従来、標識や分子マーカーを必要とするDNA中の一塩基多型(SNPs)の計測を、DNA中の各々の核酸塩基を同時に、識別、定量可能なナノカーボン薄膜電極を利用して、電気化学的に(酸化電流の大きさにより)高感度に直接検出する簡便な方法を開発した。またこのような新規計測法の定量性向上を図るために、DNA中の各々の核酸塩基の酸化反応を促進するナノカーボン薄膜表面構造、並びに、本測定法におけるDNA鎖長の影響を明らかにした。核酸塩基類を安定かつ高感度に測定するためにナノカーボン表面に酸素を導入したところ、C.V.<1%(n=12)の安定性を得た。また、本測定における最適なDNA鎖長は、安定な直接計測(~24mer)と、ハイブリダイゼーション(回収)の両面の安定性の観点から、12~20merであることを確認した。また、本測定法が可能となる電気化学セルの試作を行った。
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