研究課題
若手研究(B)
標的遺伝子の発現を強く抑制することができるRNA干渉法は、がんなどの難治性疾患の治療法として期待されている。本研究では、RNA干渉効果の向上を期待し、機能性物質融合型2本鎖RNAを開発した。その結果、機能性物質融合型2本鎖RNAは、高い細胞導入性、分解酵素耐性、遺伝子発現抑制能を示した。また、機能性物質融合型siRNAをマウスの腫瘍内に投与した結果も優れたRNA干渉効果を示した。これらの機能性物質を融合した2本鎖RNAは、RNA干渉反応における問題点を一掃でき、今後の医療応用への可能性を大きく広げるものと期待される。
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Br J Haematol. 151
ページ: 37-46
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