研究課題/領域番号 |
21750200
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機工業材料
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研究機関 | 独立行政法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
甲村 長利 独立行政法人産業技術総合研究所, 太陽光発電研究センター, 主任研究員 (00356966)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 有機合成 / 構造有機化学 / 太陽電池 / 有機色素 / 色素増感太陽電池 / オリゴヘキシルチオフェン / HOMO-LUMOレベル / 電子ドナー部位 / 光電変換効率 / 固体型色素増感太陽電池 / 光電解重合 / アルキル鎖長 / 電子寿命 / 開放電圧 / エーテル基 / 電子の再結合 / 光電変換特性 |
研究概要 |
アルキル基の長さの違うオリゴチオフェンを有する増感色素を合成し光電変換特性を評価した結果、アルキル基の長さを調整することで色素の酸化チタンへの吸着状態を制御することができ、光電変換効率を向上させるための最適なアルキル基の長さが存在することがわかった。アルキル側鎖に酸素原子を導入したオリゴチオフェンを有する有機色素では、色素増感太陽電池の動作機構における電子移動のメカニズムを示唆する結果が得られた。また種々のドナーを用いてオリゴチオフェン電子伝達系と相性の良いドナーの探索を行った結果、電子供与効果の比較的少ないカルバゾールが最良の光電変換特性を示した。ドナーとオリゴチオフェンの組み合わせによる色素のHOMO-LUMO準位の変化が深く関与している。
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