研究概要 |
本研究では, EBSD法を用いたナノ空間分解能での2次元ならびに3次元ひずみスキャニング技術として弾性ならびに塑性ひずみ評価を行った.前者では, SEM内4点曲げ試験機を製作し, Siへ1000μstのひずみを負荷した際の菊池パターンのバンド幅変化を捉え,ひずみ評価の可能性を示した.後者では結晶方位データを用いた塑性ひずみ評価を検討し,塑性ひずみに対して線形的に変化するGRODが有効であった.最後に,シリアルセクショニングとEBSD評価による3次元的な塑性ひずみ評価技術で3次元的な結晶方位回転が観察された.
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