研究課題
若手研究(B)
滑走細菌Mycoplasma mobileによって駆動されるマイクロマシン及びLab-on-a-Chipデバイスといったマイクロデバイスの素子設計を支援するシミュレーション技術及び素子構造の自動探索方法の開発を行った.このために、滑走細菌M.mobileの滑走運動を観察し、シミュレーションに必要なパラメータの測定を行った.既存の素子内でのM.mobile滑走運動をシミュレーションにより再現すると、実験結果とほぼ同様の結果が得られた.また素子構造の自動探索手法として遺伝的アルゴリズムを用いた.この手法の妥当性を、我々がこれまでにシミュレーション方法を確立している、キネシン・微小管分子シャトルの系で検討した.この結果、これまでに開発された整流素子よりも高い性能の素子構造を探索することに成功した.また、これまでに作製されていない、新規の機能を有する素子構造の探索にも成功した.このことは、本探索手法の有効性を示すものである.
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ロボティクス・メカトロニクス講演会2010講演論文集
Proceedings of Thirteenth International Conference on Miniaturized Systems for Chemistry and Life Sciences
ページ: 207-209
Proceedings of microTAS 2009 1