研究課題/領域番号 |
21760230
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松井 裕章 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (80397752)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 磁気光学 / 量子井戸 / 円偏光性 / 酸化亜鉛 / ヘテロ界面 / 磁性量子井戸 / 低次元励起子 / 局在スピン / 磁気分光 / ZnCoO / 光電子分光 / ホモエピタキシー / ZnO / 希薄磁性半導体 / Zn極性成長 / 磁気発光 / 量子井戸構造 / パルスレーザー堆積法 |
研究概要 |
本研究では、量子井戸構造に立脚した磁気光学材料の創成を目指す。ZnO及びZnCoOを井戸及び障壁層とし、磁性イオンと励起子を空間分離したZnCoO/ZnO量子井戸を作製した。ZnCoOは、ZnOに対し量子障壁層として働き、s,p-d交換相互作用を示す。更に、Zn0.90Co0.10/ZnOのヘテロ界面のバンドオフセットは、160meVである。X線回折から、良質な超格子構造の形成を確認した。量子井戸のバンド吸収端で磁気ゼーマン分裂に起因する光学応答が観察され、ZnCoOとZnO界面で磁気的相互作用の存在を明らかにした。しかし、明瞭な量子井戸からの励起子発光は、Co原子の電荷移動励起により抑制された。
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