LT符号を用いたシリアル連接符号化方式とその逐次型復号法に関する研究

• 研究課題/領域番号: 21760295
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 通信・ネットワーク工学
• 研究機関: 徳島大学
• 研究代表者: 得重 仁 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (50336921)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: LT符号 / レートレス符号 / 逐次型復号 / 限界距離復号 / 連接符号 / シリアル連接符号 / 軟値入出力復号法

研究概要

LT符号は,符号長,情報シンボル数を任意に変更なレートレス符号であり,消失通信路に対してメッセージパッシング復号法を用いることで比較的少ない計算量で非常に良い性能を持つことが知られている.しかしながら,雑音通信路に対する耐性は非常に小さい.そこで,雑音通信路に対し,外部符号にLT符号,内部符号に誤り訂正符号を用いる連接符号と内部復号に逐次型限界距離復号法を,外部復号に内部復号結果とその信頼度を用いるメッセージパッシング復号法を用いる連接復号法の提案を行った.提案連接符号化方式が,従来型連接符号化方式よりも優れた誤り制御特性を持つことを計算機模擬により示した.

研究成果

• [雑誌論文] A Test Pattern Selection Method for a Joint Bounded-Distance and Encoding-Based Decoding Algorithm of Binary Codes (2010)
  • 著者名/発表者名: Hitoshi Tokushige, Marc P.C.Fossorier, Tadao Kasami
  • 雑誌名: IEEE Transactions on Communications vol.58, no.6 ページ: 1601-1604
  • 査読あり
• [学会発表] On a Soft-input Decoding Algorithm of Concatenated LT Codes (2010)
  • 著者名/発表者名: 得重仁
  • 学会等名: 2010 IEICE Information Theory Conference
  • 発表場所: ハワイ大学
  • 年月日: 2010-01-08
• [学会発表] On a soft-input decoding algorithm of concatenated LT codes (2010)
  • 著者名/発表者名: Hitoshi Tokushige, Jun Asatani
  • 学会等名: Technical Report of IEICE pp.71-74 Vol.IT2009-64
• [学会発表] On an Iterative Bounded-distance Decoding Algorithm with a Learning Function for Binary Linear Block Codes (2010)
  • 著者名/発表者名: Yasunori Yanagida, Hitoshi Tokushige, Jun Asatani
  • 学会等名: Proceedings of the 2010 International Workshop on Nonlinear Circuits, Communication and Signal Processing pp.385-388
  • 発表場所: Waikiki, Hawaii, USA