研究概要 |
本研究では,不確かさを有する制御対象のロバスト性能解析問題を扱う上で現れるロバスト半正定値計画問題に対して,漸近的に厳密となる(通常の,したがって取り扱いの容易な)半正定値計画問題の列を構成する手法を構築した.また,不確かさを有する離散時間の制御対象に対して,高い(ロバスト)制御性能の達成を可能とするためにはメモリー型周期時変制御器を用いることが有効であることを示し,半正定値計画に基づいた具体的な設計手法を確立した. 本研究に関連する成果で,研究代表者は計測自動制御学会 2009 年度Annual Conference International Award を受賞した.
|