研究課題/領域番号 |
21760331
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
制御工学
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研究機関 | 兵庫県立大学 (2011) 独立行政法人理化学研究所 (2010) 大阪大学 (2009) |
研究代表者 |
堀田 育志 兵庫県立大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30418652)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 制御システム / 確率共振(確率共鳴) / Field-Programmable Gate Array / 確率共振 |
研究概要 |
本研究は、生体システムがノイズを巧みに利用している原理である確率共振(SR)現象を人工の制御システムに取り入れ、生体のようにしなやかで臨機応変な能力を生み出す制御方法の確立とアナログ電子回路を用いた制御デバイスの創成を目的とした。SR現象を示すニューロン素子を用いてリング発振器(SRリング発振器)を作製し、それらを組み合わせることでSR現象を取り入れたが制御システムを実現した。SR制御システムにおいて、システムに加えるノイズ強度が強い場合はより臨機応変な制御になるが、ノイズが弱い場合はその逆に挙動がダイナミックになった。このことから、SR現象は、制御システムにとって臨機応変性を高めるのに有効であることが分かった。また、FPGAに実装した並列化SR制御システムを用いた信号復元実験により、SR素子の並列化によって素子故障に対する頑強性が高まることを明らかにした。
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