研究概要 |
都心部流入時課金の最適設計においては,課金レベルと課金区域の2つの考慮すべき要素がある.既存研究では,所与の課金区域に対して,課金レベルのみを最適化していることが多かった.本研究では,エリア課金の課金レベルと課金区域の同時最適化の計算法を新たに開発し,実都市圏に適用して,その実用性・有用性を明らかにした.このほか,ピーク・ロード・デポジットと呼んでいる複数日でのポジット・返金制度を考慮した新たな混雑課金政策について,一週間単位での時空間パスを考慮したネットワーク均衡モデルを提案して,その政策の特性の基礎を明らかにした.
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