研究概要 |
本研究課題において以下の成果を得た.(1)粘弾性ダンパーや履歴ダンパーなどの制振装置の最適配置を見出すために,制振構造物を高精度な簡易解析モデルに縮約して最適設計の計算負荷を低減する方法の提案.(2)モデル縮約に利用可能な,建物応答から建物の剛性や減衰を推定する新たな物理パラメター同定法の提案.(3)座屈拘束ブレースや高硬度ゴムなどの非線形ダンパー付き制振建物の縮約モデルを用いた最適ダンパー配置法の提案.得られた最適解に基づいて,設計条件のばらつきに対する頑健性の合理的な検討が可能となる.
|