研究課題/領域番号 |
21760510
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 長崎総合科学大学 |
研究代表者 |
山田 由香里 長崎総合科学大学, 工学部, 准教授 (60454948)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 長崎の教会建築 / 鉄川与助 / 大工道具 / 建築技術 / フランス製鉋 / フランス人神父 / フランス・Manufrance社製鉋 / 生産技術 / 新上五島町 / 鯨賓館ミュージアム / 長崎の都会建築 |
研究概要 |
標記課題に対し、新上五島町における鉄川与助大工道具の調査を主とし、弟子への聞取りや資料の調査分析を行った。結果、鉄川の大工道具は17点現存し、手作りで、教会建設に取り組んだ創意工夫が確認できた。道具には1910年頃のManufrance社製の鉋や西欧技術の木製刃押えの鉋が含まれ、仏人神父からの建築技術の受容を示し、貴重な存在である。一方の弟子の道具は全くの伝統的日本大工道具で、道具の技術伝達は行われなかった。道具や組織から鉄川の教会堂建築は高い独自性をもつことが判明し、世界遺産候補「長崎の教会建築」の保存継承の端緒をつかむことができた。
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