研究課題/領域番号 |
21760524
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
木口 賢紀 東北大学, 金属材料研究所, 准教授 (70311660)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | リラクサー / 強誘電体 / 極性ナノ領域(PNR) / 化学的秩序領域(COR) / ランダム場 / 電子顕微鏡 / 幾何学的位相解析 / 歪みマッピング / 極性ナノ領域 / 構造遷移層 / ドメイン / 薄膜 |
研究概要 |
塗布熱分解(MOD)法によるPb(Mg_<1/3>Nb_<2/3>)O_3(PMN)薄膜成長条件を探索し、SrTiO_3(STO)単結晶基板上にエピタキシャル成長した薄膜の作製に成功した。収差補正高分解能透過型電子顕微鏡(HRTEM)法により、PMNの原子分解能観察を行った。金属イオンだけでなく酸素イオンを含めた結晶構造像の撮影に成功した。Pb-O原子カラムとTi-O原子カラムを識別可能であった。得られた構造像より、原子カラム、特にPb-O原子カラムが<111>方向に変位し、単位格子が大きく変調を受けている様子が明らかになったことから、Bサイト原子の不均一結晶場に起因したリラクサー固有の特異な原子変位について直視観察に成功したことを示している。
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