研究課題/領域番号 |
21760589
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
材料加工・処理
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
上路 林太郎 香川大学, 工学部, 准教授 (80380145)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 鉄鋼材料 / 構造用材料 / 力学特性 / オーステナイト / 高速変形 / 金属材料 / 変形双晶 / 塑性変形 / 構造用金属材料 / 双晶変形 / TWIP鋼 / 結晶粒微細化 / 静動差 / 電子顕微鏡 / 鉄綱材料 |
研究概要 |
高速変形時と静的変形時の強度差は静動差と呼ばれ、実用上その値は大きいことが望まれる。本研究では、高マンガンTWIP(Twinning Induced Plasticity)鋼の静動差の向上を試みた。種々の金属組織を有するTWIP鋼を作製し、最大10^3/secまでの各種ひずみ速度の引張試験を行った。完全再結晶組織を有する場合、平均結晶粒径の減少に伴い高強度化するが、静動差は減少する。一方で、粒径1μmの再結晶組織中にラメラ状転位組織を導入すると、強度と静動差の同時向上を達成できた。変形後の組織観察により、変形双晶の有無と静動差の増減が対応することが明らかとなった。
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