研究課題
若手研究(B)
感圧塗料を用いた面計測法は強度法、寿命法が存在する。本研究は従来法の利点を融合し、非定常面計測においてリアルタイムでリファレンスを取得する非定常感圧塗料計測システムを研究開発した。これは発光寿命の代わりに異なる波長でリファレンスとシグナルの発光を持つ2色発光を有する非定常感圧塗料と、それを分光し同時計測するシステムから構成される。塗料はリファレンス発光波長が~520nm、シグナル発光波長が~620nmを有する2色発光塗料を開発した。これまでの非定常感圧塗料の研究から、発光色素を適用する基盤としてTLC(thin-layer chromatography)プレートを用いることで高速応答性を有する。衝撃波管を用いてステップ圧力変化に対する時間遅れで評価すると80マイクロ秒を有し、非常に高い応答性を示した。同時計測システムは、カラー高速カメラを用いることで、同時分光画像計測を可能とした。流体現象としてフラッタ現象への適用を行い、本研究で開発した計測システムの有効性を示すことができた。
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