研究課題
若手研究(B)
本研究計画は神経生理学的手法と計算論的神経科学的手法を用いて無脊椎動物の同定ニューロンの電気生理学・形態学的ばらつき(変異)の細胞全体の振る舞い(特にシナプス出力)への影響を調査・解析することを目的とした。平成21年度は神経生理学的・神経薬理学的手法をもちいて、LDS細胞樹状突起膜の電位依存性膜コンダクタンス、細胞の三次元的構造をそれぞれ異なる標本から記録し、そのばらつき(変異)がどの程度であるか定量化することを目指し、標本により膜電位依存性膜コンダクタンスに大きな違いがあることが明らかになった。しかしながら、ルシファイエローによる細胞染色と電気生理学的記録を同時に同じ細胞で行うことは困難であることも明らかになった。そこで22年度は、LDS細胞樹状突起膜の3種の各電位依存性膜コンダクタンスの標本ごとのばらつき評価した。
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電気学会誌 129巻12号
ページ: 808-811
10026224087
Frontiers in Neuroscience 3(2)
ページ: 206-213
電気学会誌 129(12)