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ILー23シグナル伝達複合体形成機構の構造生物学的解明

研究課題

研究課題/領域番号 21770118
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 構造生物化学
研究機関熊本大学

研究代表者

池鯉鮒 麻美  熊本大学, 医学薬学研究部, その他 (20452906)

研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワードサイトカイン / 構造生物学
研究概要

本研究はIL-23受容体およびIL-23/IL-23受容体複合体の結晶構造を解析し,分子認識機構およびIL-23のシグナル伝達複合体の形成機構を構造生物学的に解明することを目的としている.IL-23受容体はIL-12と共有されているIL-12Rβ1と特異的なIL-23Rから構成される.IL-23Rについては発現・精製法の確立・結晶化の初期条件検討を終え,結晶を得ることに成功している.現在,構造解析に適した結晶を得るために結晶化条件の精密化を行っている.IL-12Rβ1は発現系の構築を終え,結晶化に適した純度の蛋白質溶液を得るために,精製条件の最適化を行った.また,得られたIL-12Rβを用いてIL-23との結合を確認した.リガンドであるIL-23はすでに精製系を確立し,結晶構造解析を終えているが,複合体の調製を行うため大量培養系の確立を行った.その結果,1Lあたり約1mgオーダーの精製蛋白質を得ることに成功した.今後,発現・精製法を確立したIL-23,IL-23RおよびIL-12Rβ1を混ぜ,ゲルろ過クロマトグラフィーによりIL-23/IL-23受容体複合体として精製し,結晶化・構造解析を行う.
IL-23とIL-23Rの結合を阻害するとTh17細胞が関わる炎症性疾患において炎症が抑制されることから,本研究により得られる知見は,IL-23とIL-23Rをターゲットとした抗炎症薬の開発の手がかりとなることが期待される.

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] インターロイキン-23のX線結晶構造解析2009

    • 著者名/発表者名
      池鯉鮒麻美
    • 学会等名
      特定領域研究「生体超分子の構造形成と機能制御の原子機構」第6回公開シンポジウム
    • 発表場所
      千里ライフサイエンスセンター
    • 年月日
      2009-12-02
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] インターロイキン23のX線結晶構造解析2009

    • 著者名/発表者名
      池鯉鮒麻美
    • 学会等名
      第9回 日本蛋白質科学学会年会
    • 発表場所
      熊本全日空ホテルニュースカイ
    • 年月日
      2009-05-21
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] インターロイキン-23のX線結晶構造解析2009

    • 著者名/発表者名
      池鯉鮒麻美
    • 学会等名
      日本結晶学会2009年年会
    • 発表場所
      関西学院大学 西宮上ヶ原キャンパス 第五別館
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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