研究課題
若手研究(B)
Rab33Bはオートファジーに必須なタンパク質であるAtg16L1と直接的な相互作用を示すRabとして申請者によって同定された。今回、Rab33Bのオートファジーでの機能を明らかにする目的で、Rab33B不活性化因子(GAP)の同定を行なった。そして、Rabの不活性化に必要なTBCドメインを持ったタンパク質の中からOATL1と呼ばれるタンパク質がRab33BのGAPであることを見いだした。OATL1を過剰発現させることで、細胞内のRab33Bが不活化された状態にしたところ、オートファゴソームの成熟過程に遅延が認められた。これらの結果から、Rab33Bはオートファゴソームとリソソームとの融合の過程という、オートファジーの後期の過程で機能しているということが示唆された。
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J.Cell Biol. 192
ページ: 839-853
The Journal of Cell Biology
巻: 192 ページ: 839-853
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