研究課題
若手研究(B)
タンパク質栄養状態が悪化すると、肝臓に脂質が蓄積するが、これはインスリン活性の増強と迅速に連動して起こることが明らかとなった。また、白色脂肪組織では、肝臓とは異なり、タンパク質栄養状態の悪化に応答してインスリン活性が低下することがわかった。これまでの結果を合わせて、「タンパク質栄養状態の悪化によって余剰となったエネルギーは、臓器特異的なインスリンシグナルの修飾を介して、白色脂肪組織ではなく、肝臓に優先的に取り込まれて、脂質となって蓄積される」という機構が稼働していると考えられた。
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Journal of Molecular Endocrinology
巻: 45 号: 5 ページ: 329-340
10.1677/jme-10-0102
巻: 45 ページ: 329-340