研究課題/領域番号 |
21780138
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
食品科学
|
研究機関 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
渡辺 純 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品総合研究所, 主任研究員 (10374729)
|
連携研究者 |
市川 創作 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 准教授 (00292516)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | ナノスケール化 / 細胞内輸送 / フラボノイド / Caco-2細胞 / ヘスペレチン / ベシクル |
研究概要 |
本研究では、フラボノイドのベシクル担持条件を最適化するとともに、小腸上皮の細胞内輸送を修飾することで食品中の機能性成分とりわけフラボノイドを効率よく吸収させて、その機能を最大限に発揮させるためのシステム構築を目指した。均一サイズのベシクルにフラボノイドを分配させることにより、フラボノイドが飽和溶解度を超えて安定に分散化可能であること、Caco-2細胞を用いた評価系においてヘスペレチンの腸管透過性が向上する可能性を示した。さらに、水相中で不安定なケルセチンの安定化が可能であった。これらの作用機序をフラボノイドの分配挙動の解析および蛍光標識ベシクルを用いた解析より考察した。Caco-2細胞のジペプチドTrp-Gly処理により発現変動する遺伝子群を明らかにし、食品成分による小腸上皮細胞内輸送の修飾の作用点となる可能性を示した。
|