研究課題
若手研究(B)
フタバガキ雑種稚樹(S. leprosula×S. curtisii)の光合成能力や蒸散速度などの特性は、両親種のほぼ中間的な値を示した。両親種の生態特性として、S. leprosulaは、谷筋など斜面下部に分布し成長速度が速いが、S. curtisiiは尾根部を中心に分布し、比較的成長速度が遅いことが知られている。S. leprosulaは光合成速度が大きく、高い成長速度の一因になっていると考えられた。また高い葉内窒素濃度が高い光合成速度の維持に貢献していると考えられた。一方、S. curtisiiは、S. leprosulaや雑種個体に比べ、葉の水利用効率が高く、厚い葉を持つため、尾根部の乾燥した環境に有利であると考えられた。雑種個体の光合成能力や水利用効率などの特性は、両親種とほぼ中間的な特徴を持っていたことから、生育適地や生態特性も両親種とほぼ中間的な位置になったと考えられた。
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