研究課題
若手研究(B)
強いアルミニウム(Al)耐性を持つフトモモ科樹木ユーカリ(Eucalyptus camaldulensis)のAl耐性機構を明らかにするために、根に含まれる新規Al無害化物質の構造とその特性を調べた。ユーカリの根から単離したAl無害化物質の構造を解析し、加水分解性タンニンOenothein Bと決定した。本物質は、(1)高いAl結合能を示し、(2) Al感受性樹木からは検出されず、(3) Alによってユーカリの根で含有量が増加した。以上の結果から、Oenothein Bが根でAlを無害化し、そのことがユーカリの強いAl耐性に寄与していると考えられた。
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Journal of Wood Science
巻: Vol.56, No.2 号: 2 ページ: 133-139
10.1007/s10086-009-1075-8
10026439881