配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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研究概要 |
紅藻スサビノリには,一次構造の異なる2種類の尿素トランスポーター(PyUT1およびPyUT2)が存在する.スサビノリ葉状体は貧栄養環境下で,PyUT1およびPyUT2遺伝子を高発現することから,PyUT遺伝子は葉状体の貧栄養環境に対する応答・適応反応に重要な役割を果たしていることが考えられた.PyUT遺伝子は無機態窒素や尿素に対して顕著な発現応答性を示したが,酵母UT(DUR3)遺伝子欠損を機能的に相補しなかった.したがって,PyUT遺伝子は無機態窒素や尿素取込みの輸送体として機能しているのではなく,尿素の細胞内輸送や尿素以外の物質の取込みに関与している可能性が考えられた.
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