カエル類を指標とした圃場整備事業の影響評価・予測手法に関する研究

• 研究課題/領域番号: 21780228
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 農業土木学・農村計画学
• 研究機関: 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
• 研究代表者: 渡部 恵司 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農村工学研究所・資源循環工学研究領域, 研究員 (50527017)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円); 2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 両生類 / 個体群存続性分析 / PVA / 農村生態系 / 環境保全型農林水産 / 農業工学 / 環境調和型農林水産 / 生態系修復・整備 / 水田水域 / Rana japonica / カエル類 / Rana porosa porosa / Rhacophorus schlegelii

研究概要

茨城県桜川中流域でトウキョウダルマガエル・ニホンアカガエル・シュレーゲルアオガエルの生息状況を調べ,生息状況と圃場整備などの環境条件との関係を明らかにした。3種の生息を環境条件から予測する手法を構築し,生息予測マップを作成した。また,ニホンアカガエルの個体数の推移を予測する手法を構築し,圃場整備に伴うコンクリート水路の敷設による個体数への影響と生態系保全対策を行なった場合の効果を評価した。

研究成果

• [雑誌論文] コンクリート水路を横断するニホンアカガエルを対象とした個体群動態予測のための数理モデル構築 (2012)
  • 著者名/発表者名: 渡部恵司、千賀裕太郎、森淳、小出水規行、竹村武士
  • 雑誌名: 農業農村工学会論文集 巻: 278巻 ページ: 129-135
  • NAID: 130004555195
  • 査読あり
• [雑誌論文] Population model of Rana japonica crossing agricultural concrete canals : evaluating population conservation by improving the migration routes of frogs (2012)
  • 著者名/発表者名: K. WATABE、Y. SENGA、A. MORI、N. KOIZUMI、T. TAKEMURA、K. NISHIDA
  • 雑誌名: Paddy and Water Environment 巻: (Online First) 号: 3 ページ: 223-229
  • DOI: 10.1007/s10333-012-0313-7
  • 査読あり
• [雑誌論文] コンクリート水路を横断するニホンアカガエルを対象とした個体群動態予測のための数理モデル構築 (2012)
  • 著者名/発表者名: 渡部恵司, ほか
  • 雑誌名: 農業農村工学会論文集 巻: 278 ページ: 129-135
  • NAID: 130004555195
  • 査読あり
• [雑誌論文] ニホンアカガエルの孵化率に対する産卵場の乾燥の影響-圃場整備水田における産卵場保全手法開発のための基礎的実験- (2010)
  • 著者名/発表者名: 渡部恵司、森淳、小出水規行、竹村武士
  • 雑誌名: 農業農村工学会論文集 巻: 265巻 ページ: 63-64
  • NAID: 10026349374
  • 査読あり
• [雑誌論文] ニホンアカガエルの孵化率に対する産卵場の乾燥の影響-圃場整備水田における産卵場保全手法開発のための基礎的実験- (2010)
  • 著者名/発表者名: 渡部, 森, 小出水, 竹村
  • 雑誌名: 農業農村工学会論文集 265 ページ: 63-64
  • NAID: 10026349374
  • 査読あり
• [雑誌論文] 農業水路に転落したカエル類の脱出対策に関する基礎的実験-トウキョウダルマガエルが脱出しやすいスロープの傾斜角及び水路の水理条件- (2009)
  • 著者名/発表者名: 渡部恵司、森淳、小出水規行、竹村武士
  • 雑誌名: 農業農村工学会論文集 巻: 263巻 ページ: 15-21
  • NAID: 10025641757
  • 査読あり
• [雑誌論文] 農業水路に転落したカエル類の脱出対策に関する基礎的実験 -トウキョウダルマガエルが脱出しやすいスロープの傾斜角及び水路の水理条件- (2009)
  • 著者名/発表者名: 渡部, 森, 小出水, 竹村
  • 雑誌名: 農業農村工学会論文集 263 ページ: 15-21
  • NAID: 10025641757
  • 査読あり
• [学会発表] Population model of Rana japonica crossing agricultural concrete canals : evaluating population : conservation by improving the migration routes of frogs (2011)
  • 著者名/発表者名: K. WATABE、Y. SENGA、A. MORI、N. KOIZUMI、T. TAKEMURA、K. NISHIDA
  • 学会等名: PAWEES 2011 International Conference
  • 発表場所: 国立台湾大学
  • 年月日: 2011-10-27
• [学会発表] 水域生態系調査への導入に向けた低コストな水位ロガーの試作 (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡部恵司、森淳、小出水規行、竹村武士
  • 学会等名: 平成23年度農業農村工学会大会講演会
  • 発表場所: 九州大学
  • 年月日: 2011-09-07
• [学会発表] コンクリート水路における横断率がカエル個体群の消失可能性に与える影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 渡部恵司、森淳、小出水規行、竹村武士、朴明洙
  • 学会等名: 平成22年度農業農村工学会大会講演会
  • 発表場所: 神戸大学
  • 年月日: 2010-09-02
• [学会発表] コンクリート水路における横断率がカエル個体群の消失可能性に与える影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 渡部恵司・森淳・小出水規行・竹村武士・朴明洙
  • 学会等名: 農業農村工学会大会講演会
  • 発表場所: 神戸大学
  • 年月日: 2010-09-02
• [学会発表] Fundamental experiments to develop eco-friendly techniques for conserving frog habitat in paddy areas : escape countermeasures for frogs falling into agricultural concrete canals (2009)
  • 著者名/発表者名: K. WATABE、A. MORI、N. KOIZUMI、T. TAKEMURA
  • 学会等名: IAHR Biennial Congress Proceedings of 33th Congress
  • 発表場所: ハイアットバンクーバー(カナダ)
  • 年月日: 2009-08-13
• [学会発表] Fundamental Experiments to Develop Eco-friendly Techniques for Conserving Frog Habitat in Paddy Areas : Escape Countermeasures for Frogs Falling into Agricultural Concrete Canals (2009)
  • 著者名/発表者名: 渡部, 森, 小出水, 竹村
  • 学会等名: IAHR Biennial Congress Proceedings of 33th Congress
  • 発表場所: カナダ・バンクーバー
  • 年月日: 2009-08-13
• [学会発表] アカガエルの産卵場保全に向けた早春期水田の水環境特性の解明 (2009)
  • 著者名/発表者名: 渡部恵司、森淳、小出水規行、竹村武士
  • 学会等名: 平成21年度農業農村工学会大会講演会
  • 発表場所: 筑波大学
  • 年月日: 2009-08-04
• [学会発表] アカガエルの産卵場保全に向けた早春期水田の水環境特性の解明 (2009)
  • 著者名/発表者名: 渡部, 森, 小出水, 竹村
  • 学会等名: 農業農村工学会大会講演会
  • 発表場所: 筑波大学(茨城県)
  • 年月日: 2009-08-04