研究課題
若手研究(B)
豚ヘルペスウイルス1の前初期蛋白質IE180を発現するマウス(IE180Tg)の解析を中心に、ヘルペスウイルスタンパク質がオートファジー経路を阻害して神経変性を誘発する可能性を検証した。IE180Tgの神経細胞では、オートファジーで選択的に分解されるp62が異常凝集し、異常なリソソームの集積が認められた。培養細胞においてもIE180の発現はp62の蓄積を誘導した。また、IE180Tgとオートファゴソーム蛍光標識マウスのダブルトランスジェニックマウスの解析から、IE180により一過性に神経細胞のオートファゴソームが活性化するが、やがて正常なオートファジーを維持できず細胞変性を引き起こすと推察された。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件)
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