研究課題/領域番号 |
21780293
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床獣医学
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
道下 正貴 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 助教 (50434147)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 犬 / 乳腺腫瘍 / 乳癌幹細胞 / 筋上皮細胞 / 乳癌 / 癌幹細胞 |
研究概要 |
犬の乳腺腫瘍は、乳腺上皮細胞の腫瘍性増殖に加え、筋上皮細胞の腫瘍性増殖および骨・軟骨形成(複合型乳腺腫瘍)を示し、さらにそれらの骨・軟骨の腫瘍化(混合腫瘍)を高頻度に伴う特有の腫瘍である。しかしながら、乳腺腫瘍における筋上皮細胞増殖および骨・軟骨形成機構は未だ解明されていない。本研究では、Sphere assayおよびaldefluor assayを用いて、乳癌細胞株および複合型乳腺癌の初代培養細胞から乳癌幹細胞を同定、分取し、筋上皮細胞への分化能を解析した。In vitro分化能解析では、複合型乳腺癌由来のsphere形成細胞は、分化誘導前に比べて筋上皮細胞への分化を示す細胞の割合が増加した。In vivo解析では、sphere形成細胞は超免疫不全マウスに生着せず、筋上皮細胞への分化を明らかにすることはできなかった。乳癌幹細胞を用いた機能解析は、犬に特有な乳腺腫瘍の発症機構を解明するために必要である。
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