研究課題
若手研究(B)
薬剤誘発性ホスホリピドーシス(DIPL)の発症機作は不明であり,今日いくつかの仮説が提唱されている。本研究課題では,細胞によるリン脂質の取り込み能の亢進,および,細胞内酸性オルガネラの中和,がその原因であるかどうかを検討した。細胞内リン脂質量は細胞の各種リン脂質取り込み経路の阻害剤を添加しても変化はなく,細胞のリン脂質取り込みがDIPLの原因ではないと考えられた。また,薬物による酸性オルガネラの中和能については,人工リポソームにおいてはDIPL誘発能の有無によって違いはなかった。
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