研究課題
若手研究(B)
我々は、ヒト肺肉芽腫にhypoxia-inducible factor-1α(HIF-1α)タンパク質の発現が高いことを明らかにし、HIF-1α活性化に伴い誘導された遺伝子が、マクロファージおよび結核菌へ与える影響を検討した。Interferon-γ(IFN-γ)存在下で野生型およびHIF-1α欠損(KO)マクロファージに結核菌を感染させた後の菌の生存率は、野生型よりKOマクロファージの方が高かった。このとき、KOに比べ野生型マクロファージでの種々の解糖系酵素の発現は高かった。さらに、低グルコース下における細胞内結核菌の生存率は、高グルコース下に比べ低かった。本研究成果から、宿主内での結核菌の増殖は、マクロファージに発現するHIF-1αの影響を受け、さらに解糖系酵素の亢進が菌の増殖を抑制する可能性が示唆された。
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